ハノンを全調で弾く移調アプリ「全調ハノン」を作りました

全調ハノンのアイキャッチ

「ハノンは移調しても練習した方がいい」と、教本には書かれていますよね。

でも楽譜はハ長調で書かれているので、開けばそのままハ長調で弾いてしまいがちです。

たまに頭の中で移調して弾いてみても、この音で合っているのか確かめようがありません。

だから、結局ハ長調ばかり繰り返してしまう。

そこで、ハノン第1部の20曲を12の長調にワンタップで切り替えられるアプリ「全調ハノン」を作りました。

調を選ぶだけで、その調の楽譜が調号つきで出てきます。

お手本の再生とメトロノームも同じ画面にあるので、移調の手間はゼロです。

この記事では「全調ハノン」でできることと使い方を紹介します。

この記事でわかること
  • 全調ハノンでできること5つ
  • 全調ハノンの使い方
  • 無料版とプレミアム版の違いと購入の流れ

「全調ハノン」は、ハノンをハ長調以外でも弾いてみたい方や、大人になって再開して指を鍛え直したい方にピッタリです。

登録もインストールも要りません。まず無料の5つの調で試してみましょう。

\ 移調の練習ができる /

↑ブラウザで開ける↑

目次

全調ハノンとは?ハノン20曲を12の調にワンタップで移調できるアプリ

全調ハノンはスマホ・タブレット・PCのブラウザですぐ使える

全調ハノンは、ハノン第1部(No.1〜20)を12の長調に切り替えて練習できるブラウザアプリです。

「楽譜を見て弾く、お手本を聴く、弾けた調を記録する」の3つの機能があります。

全調ハノンでできること5つ

全調ハノンでできることは次の5つです。

  • 調を選ぶだけで楽譜が切り替わる(調号も自動で付く)。
  • 表示中の調でお手本を再生できる。
  • メトロノームとテンポ調整(♩=40〜140)付き。
  • 曲ごと・調ごとに「弾けた」を記録できる。
  • 付点・スタッカートなど6種のリズム変奏で弾ける。

紙のハノンで移調するには、ハ長調の楽譜を見ながら頭の中で音を読み替えるしかありません。

でも「全調ハノン」なら調を選ぶだけで、調号どおりに黒鍵が入った楽譜がそのまま出てきます。

合っているかどうかもお手本の再生で確かめられるので、迷ったまま弾き続けることがなくなります。

スマホ・タブレット・PCのブラウザで開くだけで使える

全調ハノンは、スマホ・タブレット・PCのどれでも、ブラウザで開けばそのまま使えます。

アプリじゃないのでインストールも会員登録も要らないので、思い立ったらすぐ試せます。

しかも、ホーム画面に追加しておけば、普通のアプリと同じようにアイコンから起動できます。

電子ピアノの譜面台にタブレットを置いて使う方は、電子楽譜アプリの記事も参考にしてください。

全調ハノンを作った理由は「楽譜を見るとついハ長調で弾いてしまう」から

全調ハノンを作った理由

「全調ハノン」を作った理由はシンプルで、移調して弾きたいのに、楽譜を開くとつい目の前のハ長調で弾いてしまっていたからです。

移調した楽譜があれば練習が続くのでは?と思い、作ってみました。

ハノンを全調で練習すると黒鍵を含む手の形が身につく

ハノンを全調で練習する狙いは、黒鍵を含む音階の形を指に覚えさせること。

ハ長調は白鍵だけで弾けるので、指の形が1種類しか身につきません。

調を変えると黒鍵の位置が変わり、手の形も、鍵盤の奥行きの使い方も変わります。

ハノンって、ハ長調で弾けていれば十分だと思っていました……。

曲にはシャープやフラットの付いた調が多いんです。黒鍵の混じった手の形も、ハノンで先に作っておきましょう。

曲を弾いていて「シャープが多い調になると急に指が回らない」と感じるなら、いろいろな調で練習することが大切です。

楽譜がハ長調だから、結局ハ長調で弾いてしまう

市販のハノンの楽譜は、ハ長調で書かれています。

移調した方がいいと分かっていても、楽譜を開けば目の前にあるのはハ長調の音符ですよね。

つい楽譜を見て、そのまま指が動いてしまい、気づけばいつもどおりハ長調で練習してしまいますが、ハ長調以外の楽譜があれば、その調でも練習が捗るはずです。

頭の中で移調しても「合っているか」を確かめられない

「今日はニ長調でやろう」と決めて、頭の中で移調しながら弾いたこともあります。

ハノンは同じ形の繰り返しなので、手が止まることはあまりありません。

でも、いま弾いている音がその調で合っているのか、確かめる手段がないことも問題です。

黒鍵の入れ方が1つずれていても、答え合わせをする楽譜がありません。

合っているかわからないまま弾き続けるのは落ち着かず、結局ハ長調に戻ってしまうんですよね。

「調を選んだらその調の楽譜が出てきて、お手本も鳴る」ものがあれば、この不安は消えるはずです。

全調ハノンは、この2つの問題を解決するために作ったアプリです。

紙のハノン(ハ長調)と全調ハノン(ニ長調)を並べて表示したところ

全調ハノンの使い方は3ステップ

全調ハノンの主な機能:12調への移調・リズム変奏・ブックマーク・進み具合の表示・評価の記録・お手本の再生・メトロノーム

全調ハノンの使い方は、曲を選ぶ・調を選ぶ・弾いて記録する、の3ステップです。

説明書を読まなくても迷わないように作りましたが、流れを一度だけ確認しておきましょう。

STEP
曲を選ぶ。

画面の「前の曲」「次の曲」でNo.1〜20を切り替えます。最初はNo.1から始めるのがおすすめです。

STEP
調を選ぶ。

C・D♭・D……と並んだ調のボタンをタップすると、楽譜がその調に切り替わります。調号も自動で付きます。指番号はハ長調のときだけ表示されるので、指づかいを確かめたいときはCに戻してください。

STEP
再生とメトロノームで合わせて、弾けたら記録する。

「再生」でその調のお手本が鳴ります。メトロノームを鳴らしながら弾き、通して弾けたら楽譜の下の「クリアしたら記録」ボタンを押します。

12の調すべてで弾けたら「コンプリート」

「弾けた」の記録は、曲×調の組み合わせごとに保存されます。

No.1をハ長調で弾けたら1つ、ト長調で弾けたらもう1つ、という数え方です。

画面には「No.1でクリアした調:3/12」のように進み具合が出るので、残りの調が一目でわかります。

12の調すべてで弾けたら、その曲はコンプリート。

記録は使っている端末の中に保存されるので、別の端末には引き継がれません。

記録は端末ごとに残ります。いつも同じスマホやタブレットで開いてください。

テンポは♩=40〜140で変えられる

テンポはスライダーで♩=40から140まで変えられます。再生中にテンポを動かしても、その場で速さが変わります。

最初は♩=60前後のゆっくりしたテンポで、止まらずに弾けるかを確かめてください。

止まらなくなったら10ずつ上げていくと、速さと正確さの両方が伸びていきます。

♩の数字と速度記号の関係は、こちらの楽典の記事で確認できます。

無料版とプレミアム版の違いは「調の数」と「リズム変奏」

全調ハノンのプレミアム版は買い切り500円。購入からキー入力で解放するまでの3ステップ

全調ハノンは無料で使えますが、一部の調とリズム変奏はプレミアム版(買い切り)で解放されます。

違いは、使える調の数(無料版は5つ、プレミアム版は12すべて)と、リズム変奏(無料版はなし、プレミアム版は6種類)の2点だけ。

それ以外の機能は、無料版もプレミアム版も同じです。

無料版はC・G・D・F・B♭の5つの調と全機能

無料版で使える調は、C(ハ長調)・G(ト長調)・D(ニ長調)・F(ヘ長調)・B♭(変ロ長調)の5つです。

調号が2つまでの、曲でもよく出てくる調がそろっています。

再生・メトロノーム・テンポ調整・「弾けた」記録は、無料版でも制限なく使えるので安心してください。

「まずハ長調以外で1曲弾いてみる」なら、無料版だけで十分です。

プレミアム版は残り7つの調とリズム変奏6種

プレミアム版で解放されるのは、D♭・E♭・E・F♯・A♭・A・Bの7つの調(調号3つ以上)と、付点・逆付点・スタッカート・拍アクセント・裏アクセント・2音スラーの6つのリズム変奏です。

シャープやフラットの多い調ほど、黒鍵の位置を指で覚える練習になります。

「シャープが多いと弾けない」を直したい方には、この7つの調こそ本番です。

リズム変奏は、紙のハノンなら自分で書き込むか頭の中で読み替えるしかなかった練習法です。

全調ハノンでは変奏を選ぶと楽譜ごと書き換わるので、読み替えの負担なく変奏に集中できます。

買い切りで、購入からライセンスキー入力まで3ステップ

プレミアム版は買い切り500円です。

月額ではなく、1回のお支払いでその後の機能追加も含めてずっと使えます。

STEP
決済ページで購入する。

下のボタンか、アプリ内の🔒マークからStripeの決済ページに進みます。クレジットカード決済です。デジタル商品のため、決済後の返金はお受けできません。

STEP
メールでライセンスキーを受け取る。

決済が終わると、入力したメールアドレスにライセンスキーが届きます(通常は数分以内。レシートメールも別に届きます)。届かない場合は迷惑メールフォルダを確認してください。

STEP
アプリの🔒マークをタップしてキーを入力する。

ロックされた調や変奏をタップすると入力欄が開きます。ライセンスキーを入力すると、その場で全機能が解放されます。解放はお使いの端末ごとに保存されるので、機種変更や別の端末では同じキーをもう一度入力してください。

全調ハノンが向いている人・向いていない人

全調ハノンが向いている人・向いていない人

全調ハノンは万能ではないので、向き不向きを正直に書いておきます。

向いている人はハ長調で止まっている人

次に当てはまる方には、全調ハノンが役に立ちます。

  • ハノンを何年もハ長調だけで弾いている。
  • 大人になってピアノを再開し、指を鍛え直したい。
  • シャープやフラットの多い調になると指が回らない。

とくに再開組の方は、曲の練習と別に基礎練習の時間を取るのが難しいですよね。

毎日20曲を12の調で……となると、続く気がしません。

全部やる必要はありません。1日1曲、調を1つ変えるだけで十分です。

曲の練習の前に1曲だけ調を変えて弾く使い方なら、無理なく続きます。

独学で練習メニューを組み立てたい方は、こちらの記事もどうぞ。

向いていない人と、現時点でできないこと

第2部以降(No.21〜60)や短調も練習したい方、すべての調で指番号を見たい方には、まだ物足りません。

収録は第1部の20曲、調は長調12種です。

指番号はハ長調だけの表示なので、他の調の指づかいは自分で決める必要があります。

それでも、第1部20曲を12の調で回せば練習は240通り。

ハ長調1種類しか弾いてこなかった方なら、まずここから始める価値は十分あります。

全調ハノンのよくある質問

全調ハノンのよくある質問
ハノンの第2部以降(No.21〜60)は使えますか?

現在は第1部(No.1〜20)のみです。第1部は指の独立と均等な動きを作る土台なので、まずここを12の調で回してみてください。

短調でも練習できますか?

現在は長調12種のみです。短調には対応していません。

楽譜はオフラインでも見られますか?

一度アプリを開いておけば、オフラインでも楽譜の表示と調の切り替えはできます。お手本の再生だけはオンライン時のみです。

機種変更したらプレミアム版はどうなりますか?

新しい端末でアプリを開き、🔒マークからメールに記載のライセンスキーをもう一度入力してください。追加の支払いはありません。

紙のハノンの楽譜は必要ですか?

必要ありません。ただし、細かい指づかいや原典の記載を確かめたい方は、紙やPDFの教本を手元に置くと安心です。

まとめ:全調ハノンでハノンを12の調で弾いてみよう

全調ハノンは、ハノン第1部20曲を12の長調にワンタップで移調できるアプリです。

「移調した方がいい」と分かっていながら、楽譜を見るとハ長調で弾いてしまう。

そんな悩みを解決するために作りました。

無料版でも、再生・メトロノーム・「弾けた」記録は全部使えます。

まずは無料の5つの調で、いつものNo.1をト長調かニ長調で弾いてみてください。

\ 移調の練習ができる /

↑ブラウザで開ける↑

タブレットで楽譜を見る環境をこれから整える方は、こちらの記事も参考になります。

黒鍵の多い調で止まらずにハノンが弾けるようになると、曲の練習でも指が回るようになります。

12の調をコンプリートする日を目指して、今日1曲から始めましょう。

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この記事を書いた人

ピアノ歴33年。4歳からピアノを始め、社会人になった今も2週間に1回のレッスンを継続中。理系の分析職で、30代男性。引っ越しを重ねながらこれまで6箇所以上のピアノ教室に通ってきました。ピアノは私の一生の趣味です。このブログでは、私自身の経験や電子楽譜まわりのおすすめ情報を紹介しています。

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