「ピアノを独学で始めてみたいけど、何から手をつければいいの?」
「ピアノ教室に通わなくても、本当に弾けるようになるの?」
忙しい毎日の中で、趣味の時間を確保するのは大変ですよね。でも、ピアノは自分のペースで楽しめ、長く続けられる趣味の1つです。
独学ならレッスン費用もかからず、好きな時間に好きな曲を練習できますが、具体的に何を練習すればいいか、初心者だと自分で判断するのは難しいですよね。
そこでこの記事では、教本や動画やアプリなど、ピアノを練習するための方法を紹介します。
- ピアノを独学で学ぶメリットとデメリット
- 独学でピアノを練習する3つの方法
- 楽譜の選び方と短期レッスンの活用方法
ピアノを独学で始めるための情報はたくさんありますが、まずはどんな方法があって、どれがあなたに合うかを見極めることが大切です。
この記事を読めば、ピアノ独学のメリットやデメリットはもちろん、具体的な練習の始め方、失敗しない教材選びのコツ、そして誰もがぶつかる「壁」の乗り越え方までわかります。
ぜひ参考にして、憧れのピアノライフをスタートしましょう。
ピアノ独学のメリットとデメリットは?

ピアノは長く続けられる趣味になるかもしれません。
あとで後悔しないように、教室に通うか、独学で始めるか、それぞれメリットとデメリットを知ることが大切です。

先日ピアノを始めた友人は独学で練習しています。僕が感じたメリット・デメリットを紹介します。
独学でピアノを練習するメリット
独学でピアノを練習するメリットは次の3つです。
- レッスン費用を抑えられる。
- 自分のペースで練習できる。
- 好きな曲から練習できる。
ピアノを始める場合、ピアノ教室に通うことを考えたのではないでしょうか。
しかし、ピアノ教室は入会金や月謝がかかります。月2回、45分のレッスンを受けると月謝は1万円以上。また、多くの教室では1万円程度の入会金も必要です。
さらに独学ならレッスン時間に縛られません。
多くのピアノ教室はレッスンの時間が決まっています。仕事や家事で忙しく、予定が不規則な方でも、曜日や時間を気にせず練習できるのが大きなメリットです。
また、グループレッスンなど、練習する曲が決まっていることもあります。独学なら自分の好きな曲を練習できるのもメリットです。



レッスンを受けたいけど、スケジュールが合わない方は、短期レッスンやオンラインレッスンを検討してみましょう。




独学でピアノを練習するデメリット
独学でピアノを練習するデメリットは次の3つです。
- 練習が正しいか判断できない。
- モチベーションが低下しやすい。
- 表現力や音楽性の幅が広がりにくい。
独学だと自分の演奏について、客観的な意見をもらえません。
正しいフォームや指使いが身につかないまま、練習を進めてしまうリスクがあります。かんたんな曲なら弾けるかもしれませんが、難しい曲に挑戦する場合、上達の妨げになってしまいます。



独学でピアノを始めた友人の演奏を見ましたがが、フォームや指使いが問題で弾きにくそうでした。
また、独学だとモチベーションが低下し、練習が途絶えてしまう可能性が高まります。一緒にピアノを練習できる友人を見つけたり、発表の機会を設けたりすることが大切です。
正しい音を弾くことは独学でもできます。でも、技術面や表現面などを含めて上達したいなら、独学では難しくなるでしょう。
ピアノを弾くのに慣れてくると、同じ曲でも演奏者によって曲の音色が違うことに気付くはずです。



同じトルコ行進曲でも演奏者によって全然違います。どの演奏が好きか、聴き比べてみてください。
演奏の違いは曲のテンポだけではありません。鍵盤を押す際のタッチ、ペダルの使い方によって、全く違う響きになります。
ピアノ教室なら、技術面や表現面のアドバイスをもらえるので、イメージした演奏ができるようになるでしょう。
独学である程度弾けるようになったら、ピアノ教室などでアドバイスをもらうのがおすすめです。
独学でピアノを始める方法


独学でピアノを上達するには、自分に合う方法を見つけることが大切です。具体的な方法は次の3つです。
- ピアノ教本で学ぶ。
- YouTubeなどの動画で学ぶ。
- アプリを使って学ぶ。
方法1:ピアノ教本で学ぶ
ピアノ教本を使った学習は、ご自身のペースで基礎をしっかりと身につけたい方におすすめです。
基礎から順番に構成されているので、知識の抜けもれなく、練習の順番にも迷いません。
教本は「初心者向け」のものを選びましょう。特に音源が付いた教材は、正確な音やリズム感を養うのに役立ちます。
見やすさやレビューも参考になりますが、「これなら続けられそう!」と感じる教本を選ぶことが、長く楽しくピアノと付き合うための第一歩です。



おすすめは「ピアノの教科書」。音楽の理論とピアノ演奏をバランス良く学べる点が大きな特徴です。


楽譜の読み方といった基本的な知識はもちろん、音符や記号の意味、コードの基礎など、演奏に必要な音楽理論が丁寧に解説されています。
さらに嬉しいのが、各チャプターに付いているQRコード。スマホで読み取れば、演奏動画を見ながら練習できます。
童謡やクラシック、懐かしいCMソングなど、誰もが一度は耳にしたことのある曲がたくさん収録されているので、楽しく練習できるでしょう。
方法2:YouTubeなどの動画で学ぶ
気軽にピアノを練習するなら、YouTubeで学ぶのがおすすめです。
動画を見ながら練習できるので、ピアノの鍵盤を弾くタイミングや位置が一目でわかります。
YouTubeには多くの動画が投稿されていますが、チャンネル選びに迷ったら「hiroe music room」で学ぶといいでしょう。



hiroe music roomは、初心者や独学でピアノを始める方に向けて、音楽の基礎から実際の弾き方まで、丁寧に解説してくれています。
例えば、「ピアノ独学 何から始める? 6つのステップ【ピアノ初心者】」という動画では、何から始めればいいのか丁寧に解説されています。
鍵盤の「ド」の位置から説明してくれるので、ピアノに触ったことがない方も安心です。
他にも、ポピュラー音楽の演奏には欠かせないコード進行を分かりやすく解説してくれる動画「【初心者向け】コード進行の基本」の動画もあります。
方法3:アプリを使って学ぶ
独学でのピアノ練習を力強くサポートしてくれるのが、スマホのピアノ練習アプリです。最近では「flowkey」をはじめ、初心者向けの優れたアプリがたくさん登場しています。
弾く鍵盤を表示するだけでなく、演奏に合わせて楽譜が進んだり、機能が満載です。リアルタイムで演奏のフィードバックがあるので、正しい音やリズムを身につけるのに役立ちます。



ゲームのように楽しみながら基礎練習ができます。
動画レッスンや好きな曲の楽譜が豊富に用意されているアプリも多く、飽きずに練習を続けやすいのが大きな魅力です。自分のペースで、楽しく効率的に上達を目指せるでしょう。
練習曲探しは「ぷりんと楽譜」がべんり


独学ピアノの楽譜探しに便利なのが「ぷりんと楽譜」です。
- 30万点以上の楽譜があるので、好きな曲が見つかる。
- 「初心者」よりかんたんな「入門」レベルの楽譜がある。
- 楽譜が見放題の定額プランなら、多くの曲に挑戦できる。
ぷりんと楽譜は多くの楽譜が揃っていますが、オンラインやコンビニで楽譜を購入できるので、楽譜を探しに行く必要がありません。
しかも、1曲単位で楽譜を買えるので、自分の好きな曲だけ手に入ります。



ぷりんと楽譜を利用すれば、楽器店で楽譜を探しに行く手間も省けます。
楽器店で楽譜を探す場合、自分のレベルに合う楽譜が見つからないこともよくあります。
ぷりんと楽譜なら「入門」「初級」といったキーワードや、ドレミふりがな・指番号付きといった条件で検索すれば、「これなら弾けそう!」と思える楽譜を効率よく探せます。
憧れのポップスや映画音楽も、あなたに合った楽譜を選んで挑戦できるので、独学でも無理なくレパートリーを増やしていけます。


独学で限界を感じたら?短期レッスンもあり


もし独学でのピアノ練習に限界を感じたら、短期レッスンを活用するのも1つの方法です。
ピアノの弾き方の疑問したり、クセを修正したり、短期レッスンなら費用を抑えながら専門家のアドバイスをもらえます。



「この部分だけがうまく弾けない」「譜読みのコツが知りたい」といった悩みを解決したいときにも、短期レッスンはべんりです。
首都圏に住んでいるなら、対面でレッスンしている教室でも短期レッスンがあります。


もし、近くに短期レッスンを受けられる教室がない場合は、オンラインも検討してみてください。


独学でのピアノ練習は自由で楽しく感じられますが、「このままで合っているのかな?」と不安になることも出てくるはずです。
そんなときに短期レッスンを受けてると、練習の質がアップし、独学でも自信を持って練習に取り組めるようになるでしょう。
より早く上達できるように、短期レッスンをうまく活用してみてください。
まとめ|独学でピアノを上達するために大切なこと


独学でピアノを楽しむためには、自分に合った学び方を見つけることが大切です。
- ピアノ教本で学ぶ。
- YouTubeなどの動画で学ぶ。
- アプリを使って学ぶ。
この3つのどの方法でも構いません。自分に合った練習方法を選べば、効率よく上達できるでしょう。
ピアンの上達に必須なのは、練習を継続することです。
- ぷりんと楽譜で好きな曲を見つけて練習する。
- 今日のゴールなど、目標を立てて練習する。
- 成長を感じられるように、演奏を録音する。
テクニックや知識以上に大事なのは「ピアノって楽しい!」という気持ちを持ち続けることです。
難しい部分でつまずいたり、練習が思うように進まなかったりしても、「楽しい」という気持ちがあれば、きっと乗り越えて長く続けられるはずです。
あなたに合った練習の方法を見つけ、楽しみながら豊かなピアノライフを過ごしてください。