「いいところまで弾けていたのに、譜めくりの瞬間にピタッと手が止まってしまう…」
せっかくの演奏が途切れてしまい、「自分の練習不足だ」「もっと上手くならなきゃ」と落ち込んでいませんか?
私はピアノを30年以上弾いていますが、譜めくりで手が止まる悩みは今でも同じように感じます。
実は、両手がふさがっている状態でページをめくるのは、そもそも無理がある動作なのです。
ピアノの譜めくりで必要なのは「根性での練習」ではなく、「やり方と道具の工夫」です。
この記事では、お金をかけずに今すぐ試せる譜めくりのコツから、数百円の便利グッズ、そして私が最終的にたどり着いた「電子楽譜(iPad)と譜めくりペダル」という最強の解決策までを徹底解説します。
- 譜めくりで手が止まってしまう「本当の原因」
- 今すぐ無料で試せる「暗譜のコツ」と譜めくりグッズ
- 譜めくりのストレスをゼロにする「電子楽譜」の活用法
この記事を読めば、同じ場所でつっかえるモヤモヤから解放され、弾きたい曲を最後まで気持ちよく演奏できるようになります。
ピアノの譜めくりで手が止まるのはなぜ?

なぜ譜めくりで演奏が止まってしまうのか。
実は譜めくりで止まるのは「弾くのが下手だから」ではありません。
譜めくりが難しいのは、両手がふさがった状態で、片手を一瞬だけ離してページをめくることが必要だからです。
譜めくりが難しくなるのは、次の3つの条件が重なるときです。
- 曲が長く、ページ数が多い。
- テンポが速く、手を離す余裕がない。
- 両手が休みなく動き、片手が空くタイミングがない。
この条件が重なるほど、めくる一瞬の余裕がなくなります。
だから譜めくりは「練習量で解決する課題」ではなく、「やり方と道具で解決する課題」なのです。
同じ場所でつっかえても、「自分の練習が足りないからだ」と落ち込む必要はありません。
まずは自分でできる工夫から試し、それでも足りなければ道具で根本から解決しましょう。
譜めくりを今すぐラクにするコツと便利グッズ

譜めくりのタイミングで演奏が止まらないようにするには、譜めくりのタイミングを考えることが大切です。
また、譜めくり自体をスムーズにできる数百円のグッズを使う方法もあります。
もし、譜めくり自体をなくすのであれば、電子楽譜で譜めくりペダルを使う方法もあります。
演奏を止めない譜めくりのタイミングを見つける
譜めくりが必要なタイミングに両手がふさがっていると、演奏が止まってしまいやすいです。
そこで重要なのが、片手が空いたタイミングで譜めくりをすることです。
譜めくりのタイミングは、次の3つを意識するとスムーズです。
- 片手が空く箇所:休符など、片手が使える瞬間
- 音を伸びす箇所:長い音やペダルで音が響いている間
- 間を取れる場所:フレーズの切れ目など、間が空いて違和感がないタイミング
曲全体を暗譜する必要はありません。
譜めくりの前後を少し覚えていれば、スムーズに演奏を続けられます。

譜めくりのタイミングを決めたら、練習からタイミングを統一するのが大切です。
譜めくりマーカーで楽譜の譜めくりの失敗を防ぐ
譜めくりに時間がかかったり、2ページ分の譜めくりをしてしまうと、焦りますよね。
楽譜の譜めくりの失敗を防ぐのが「譜めくりマーカー」です。
譜めくりマーカーは、楽譜の端に付けて指の引っかかりを作る小さなクリップ。
ミュージックマーカー「ピアノH」は、めくるページの右上に付けておくだけで、指がすっと引っかかりワンタッチでめくれるマーカークリップです。
ステンレス製で5枚入り、グランドピアノの形をした日本製のかわいいデザインも魅力です。
数百円で試せるので、まず1パック持っておくと安心です。
4ページ分を開ける楽譜ファイルを使う
楽譜ファイルを使うと、複数ページの楽譜を譜面台で開いたまま安定させられます。
バラバラになりがちな楽譜を1冊にまとめられるので、めくる順番で慌てることも減ります。
Solfの楽譜ファイルは、ピティナ支部長監修のA4サイズのファイルでで、次のような特徴があります。
- 楽譜を挟んだまま、練習のポイントを直接書き込める。
- リング式でしっかり開き、演奏中に倒れず本より真っすぐ開く。
- パステルカラーの5色から選べる。
電子楽譜で譜めくりから解放される


譜めくりの工夫やグッズでも足りないと感じたら、電子楽譜が根本的な解決策になります。
電子楽譜と譜めくりペダルを組み合わせれば、左足でページをめくれます。
電子楽譜アプリならタップだけでページを送れる
電子楽譜アプリは、画面をタップするだけでページを送れます。
紙のように手を大きく動かして紙をつかむ必要はなく、指先で軽く画面に触れるだけ。
さらに電子楽譜には、譜めくり以外のメリットもあります。
- 楽譜に何度でも書き込め、消してもきれいなまま。
- 何百冊分もの楽譜をタブレット1台に持ち運べる。
どのアプリを選べばいいか迷う方は、こちらの記事を参考にしてください。


楽譜を映すタブレット選びで迷う方は、こちらの記事が役立ちます。


譜めくりペダルなら足で踏むだけで手を止めずにめくれる
譜めくりペダルは、足元のスイッチを踏むだけでページを送れる道具です。
タブレットとBluetoothでつなぐと、両手を鍵盤に置いたまま、足でページをめくれます。
手を離す必要がないので、譜めくりで音が途切れる悩みそのものがなくなります。
私も電子楽譜と譜めくりペダルを組み合わせてから、演奏を止めずにめくれるようになりました。
どのペダルを選べばいいかは、こちらの記事で詳しく解説しています。


まとめ:譜めくりの悩みは工夫と道具で必ず解決できる


譜めくりで手が止まるのは、練習不足ではなく動作の条件が原因です。
だからこそ、やり方と道具で必ず解決できます。
- 次のページの冒頭だけを暗記して、手が空く時間を作る。
- 譜めくりマーカーや書き込める楽譜ファイルで、めくりやすく整える。
- 電子楽譜なら、タップやペダルで手を止めずにめくれる。
まずはお金をかけずにできる暗記のコツから試し、物足りなければグッズや電子楽譜へ進むのがおすすめです。
私自身も、いろいろ試した末に電子楽譜と譜めくりペダルに落ち着きました。
譜めくりのストレスから解放されると、演奏そのものにもっと集中できます。
同じ場所で止まる悩みを手放して、弾きたい曲を最後まで気持ちよく演奏しましょう。










